自分の仕事の強み
最近、クライアント(依頼主・お客様)に言われて改めて自覚した事がある。
確かに今まで仕事をしててこの言葉って必ず色々なクライアントや、上司に言われていた。
私の中でのルール
それは、100%に満たない99%の時点でクライアントに、初稿アップする事!
内容によっては、85%の時もある。
なぜ?って、思うよね。
私が100%で初稿アップしない理由
ざっとこんな感じ。
要は、私はデザイナーであるからにはクライアントの要望に120%の力で答えたい。
そうなると、お互いの頭にあるイメージをすり合わせる必要がある!!
100%つまり、完璧と思い込んで初稿アップしてしまうと、その後のクライアントからの修正や要望を素直に聞けなくなり、このデザインの本来の意図が見えなくなってしまう。
デザインとは見た目を良くする!
と、思われがちだがそれは違うと思う。
見た目がいいとはなにか?
それは、デザインの目的によってかなり変わってくる。
基本的な法則はもちろんあるし、基本的はルールもある。
でも、本来はクライアントから集客するためにこのデザインを作りたい!
と、要望があれば、そのデザインで集客できなければならない。
見た目がよくても、綺麗であっても集客出来なければそのデザインの意味はない。
やはり、そうなるとクライアントが本当に求めているものは何か?という事のすり合わせが、必要になってくる。
私たちデザイナーからしたら当たり前の事も、クライアントからしたら当たり前ではない。
簡単にいうと、クライアントがデザインのことを全て理解しているのであればデザイナーに頼む必要はないから。
そうなると、”あるある”でデザイナーからしたらありえない!っていうデザインの要望を平気で言ってくる。
けど、それを言葉で説明しても分からないんですよ。
だって、説明してわかるぐらいならそんな要望してこないから。
そんな時一番てっとり早いのは、そのぐちゃぐちゃになるデザインをクライアントに見せること!
そして、代替案としてもっといいものを用意して比較してもらうこと。
要はクライアントにしっかりと、比較してもらって考えてもらうという時間が必要になるんです。
つまり、最初からデザイナーが思う完璧な状態を初稿アップするのはよくないと思う。
お互い、腹が立ったりするからね。
ただ、ここで語弊があったらダメなので再度説明すると。
100%に満たない99%の時点でクライアントに、初稿アップする事!
というのは、あくまでも手を抜くという事でもないし、自分の能力に満たないものではない。
自分として、まだ余力はある状態にしておくという事。
みんなも考えて見てほしい!!
例えば、
【白い紙にりんごの絵を描いてください。完璧に。】
というお題があった時。
① 5分でもりんごは書けるだろう。
② でも、完璧とあるのだから実際のりんごを見ながら書こうと思いりんごを買いに行き、合計1時間で書く事も出来るだろう。
③ はたまた、りんご農園まで出向き木になるりんごを、合計2日かけてたくさん書く事も出来るだろう。
そして、果たしてこの①②③のどれが正解??
そうなんです。
人間って、ある程度期限がないと
あ!これは違う!
ん〜もっといいものが書けるかも!
って、ひたすら色々な事が出来るんですよ。
もちろんデザイナーは、みんなこんな事してると思います。
だからこそ、最終的には完璧か完璧じゃないかはクライアントの判断になるわけです。
それだったら、私は②の合計1時間でりんごを描いてクライアントに確認する方がスピードが早いと思う。
基本的にビジネスとはスピートが大切だと思う。
スピードに勝るものはない。
要は、実際に失敗して成功する方法を見つける方が正確で結果的に早く完成するから。
何も試さずに、あれだこれだと考えている時間が一番無意味な時間になり得るという事。
だから、私は昔から誰よりも早くする!
という事にこだわり続けている。
実際、学生時代は美術も技術も教室で一番に完成させたけど5段階評価で基本5だった。
だって、時間かけた方がいいもの描ける、作れるってルールないから。
日本人あるある?
長い時間働いた人がすごい!的な文化は私は嫌い。
それよりも、いかに効率よく終わらすか。
に、フォーカスした方が断然結果はいいと思うから。
働く側も、雇う側も。
でも、時給でお金をもらうとなると、成果よりも時間に焦点を当ててるから、そりゃ〜みんな長い時間働いた方がいいっていう習慣が出来るよね。
でも、フリーのデザイナーになり私はこの納得いかない問題から解放されました!
私は、これからもスピードでは絶対に誰にも負けない仕事をしたい。
もちろん、デザイナーである以上クオリティは必要やけど!
みなさんの強みは何ですか?
強みを持つと楽しく仕事していけるなって思います^^
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